【心房細動】発見される
今回、多くの人に僕の失敗談をお届けしたい。
いいえ、失敗談ではなく、成功談かもしれない。
というのは、前回、全く異常なしとなった不整脈の僕の心臓、ことあろう、心房細動が生じていたのです。
あの、なんとか病院のなんとか名医。とんでもない人です。
彼は僕に断言したのです。
「全く異常がない。」
24時間ホルター心電図も装着する必要がない。君の不整脈は、心臓のしゃっくりである。かかりつけの医師にはそのように、報告を認める、といったその先生。
いけないですねえ。
たった一度の、心電図を撮ったからといって、
それでその人の心臓が大丈夫とは言えない。
その後、しばしばあるので、それに、どうも、「しゃっくり説」には違和感を覚える。
年来の主治医である山王病院のY先生にもう一度、お願いした。
もう、先生のところを離れて1年ですが、どうも、今の主治医と回された大病院の診断がどうもしっくりこない。
この「胸の引っかかり」がどうしても気になル、と。
先生、どういうことなのでしょうか?
と、件のOMRON心電計で測ったものを持参してみてもらったところ。
Y先生は、「別に、問題はないと思うがなあ・・
横浜の大病院のドクターが診断したのは、このエコーやレントゲン写真などを見て、まったく問題がないといったのだと思う。そういう診断も、不思議ではないけど、気になるのなら、24時間のフォルターをつけてみようかと。」
それで24時間フォルターつけることにしたのです。
その時の面談で、Y先生から言われたこと。
「普通の生活をしてくだされ。ただし、風呂やシャワーはダメだけど、あとは、普通に。」
ということなので、その日も、仕事の相手と会食をして、散々議論して、深夜まで仕事して、翌日は、また、普通に起きて、食事して。
24時間フォルターというのは、この図のようなものです。
なんだか見苦しいですが、あえて、アップしてみます。
そうして、16時にフォルターを外し、ということなのです。
装着して24時間経っています。
外してから、データが解析され電子的に届けられ、僕に説明があるわけです。
【ご託宣】とほほ
Y先生に呼ばれていくと、
「大変だよ」と。
「え?なんでっか?」
「心房細動がありましたよ。」
「酒飲んでる時ですか?」
「違うと思いますよ。朝、7時半頃から、11時半まで、4時間ほどです。これは食事して、それから、デスクワークに取り掛かったところですね?」
「はい、そうです。今日は、記録にあるように、7時頃には朝食とって、ほとんど野菜ですが、それから、デスクワークです」
「其の間、ほとんど連続的に、心房細動がみられます」
「・・・・」
「考えようによっては良かったのですよ。これ、普通は発見されないのです。」
「そういうことですか、どうも胸騒ぎがしたのですよねえ。
ということは、僕の場合は、心臓そのものが、主人たる僕に、ちょっと異常があるから見てねって、連絡してくれたんですねえ。」
と。
笑い事ではないです。
放置しておいたら大変ではないですか。
このことを知ったら、あの横浜なんとか病院の名医と世の中で言われるその先生はどういう顔をするのでしょうかねえ。
と、Y先生に言うと、
先生はできた人物だ
「いえねえ、なかなか見つけられないのですよ。蒲池さんの場合は運が良かったということですよ。僕でも、大丈夫と診断した人が、3ヶ月後に、心房細動が発見されて、冷や汗かいたことだってあるのですから」と。
そういうことなのです。
今日は、あんまりびっくりしたので、こう言う事実のみを書きましたが、これから、僕の、「闘病生活(大げさかなあ)」を交えた、シニアの健康話を、このブログでは書いていこうと、本当に思いました。
みなさんに警告!
Y教授によると、脳卒中の原因の3割近くが実は、心原性(つまり、心房細動なろ)のものであるとの報告があるとのこと。
しかし、脳卒中の人すべてを後で検査したわけではないだろうから、わからないまま、旅たった人もいるわけだから、実際はもっと多いのかもしれない。
そして、心房細動はなかなか発見しにくい。
ということは、発見しようという本人の強い意思が必要。
丁度僕のように、執拗に、おかしいおかしいと言って、主治医に訴えること。
年取ったら、隠れ脳梗塞と、心房細動と、両方ともに気をつけねば。
隠れ脳梗塞は、アミンファーマ研究所のリスク判定がかなり普及してきたけど、心房細動の発見は、自分で、訴えることしかない。
これ、大事な教訓ですよ。